1948-12-12 第4回国会 参議院 予算委員会 第8号
その場合の給與立案権というようなものと、予算編成権というようなものとの間に非常に矛盾があるというように思うのでありますが、それがために今度のような二つの提案が行われ、人事院と内閣が対立をするというような形になつておるのではないかと思いますが、大藏大臣は給與の立案権と予算編成権との間に今帰のとられた人事院及び大藏省の措置につきまして、何らか遺憾の点があるのではないか、或いはその間に矛盾があるのではないかということをお
その場合の給與立案権というようなものと、予算編成権というようなものとの間に非常に矛盾があるというように思うのでありますが、それがために今度のような二つの提案が行われ、人事院と内閣が対立をするというような形になつておるのではないかと思いますが、大藏大臣は給與の立案権と予算編成権との間に今帰のとられた人事院及び大藏省の措置につきまして、何らか遺憾の点があるのではないか、或いはその間に矛盾があるのではないかということをお
○高瀬荘太郎君 只今の御答弁でありますと、今度公務員法ができまして人事院が公務員の給與に関しまして重大な責任を持つことになつたと考えるのでありますが、それにも拘わらず、前と全く同じ意味で大藏省が給與立案権を持つておるというふうに見えるのであります。併し公務員の給與についての主たる責任官廳は私は人事院ではないかと思うのであります。
併しながら給與予算と当然に関連がありますので、給與予算の編成が大藏省の所管に属して、その予算の決定権が國会にあります以上は、人事院の給與立案権が十分の権威を持つことは又実際において非常に困難があると言わなければなりません。